へ行こう!
トウノ峰 | ||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧ | ||||||||||||||||||||||||
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①次に目指すトウノ峰は、宝股山の真横。
駐車場の奥にある林道へ。
登山口は正面のカーブにあります。
距離にして50mもないかな。
「林道宝股山線」は、延長857.9mもあるみたい。
②左のガードレールが途切れたところが登山口。
さて、宝股山は有名だけど、トウノ峰は地図に山名も載ってません。
一応、地形図には道があるように破線が描かれています。
問題は、その道があるのか、歩けるのか…。
現地に行ってみないと分かりません。
一か八かって感じで訪ねてみたらー
階段がある!
めっちゃ、うれしい!
草は濃いようだけど、道はしっかりしてるようです。
宝股山の遊歩道を歩いたあとじゃ、全然、快適な道に思える。
③屈んでくぐらないといけないような倒木も平気。
④道は基本的にまっすぐ続いていました。
ずっと木陰です。
⑤伯方町誌を読んでも、トウノ峰に関してはなにも載っていません。
この道が整備されたことも、です。
⑥あっという間に山頂部に到着しました。
階段を登り切ると、木が生えてない場所が左右に細長く続いています。
左側には、なにやら、小屋のようなものがあります。
最高地点は右奥にあるので、右へ曲がりました。
「奉献」と刻まれた石碑が転がっています。
昭和な頃に、神仏に貢ぎ物をされた方がいらしたみたい。
と云うことは、ここは宗教的な場所?
⑦早速、石灯籠がありました。
石灯籠の間を抜けるとー
石仏? 石像?がずらっと並んだ祭壇がありました。
この祭壇がトウノ峰の最高地点です。
左から、1体目。
2体目。
3体目。
4体目。
5体目。
格好的に、日本神話の神様たちみたい。
で、その後ろ、トウノ峰の最高地点にー
「天之御中主命」と彫られた石碑が立っていました。
「天之御中主命」と書いて「あめのみなかぬしのかみ」と読みます。
『古事記』に描かれている神々の中で最初に登場する神様です。
天地創生の神さまです。
石像の裏に道が続いていましたがー
最高地点をぐるっと回って祭壇の前に出ました。
個人的には、更に西にある龍ノ岡に行ける道があって欲しかった。
でも、それらしい道や踏み跡はありませんでした。
冬枯れた時期なら行けそうな気はしますが。
と云うわけで、引き返しー
階段を登り切った⑥まで戻り、左に見えてた小屋を覗いてみることに。
少し下ります。
⑧小屋の脇を抜けるとー
小屋はお堂でした。
参拝ついでに、中を覗かせていただきました。
小ぎれいですが、畳は相当、古そうです。
「高天原」の額。
左の提灯には「大日霊女教」と書かれていました。
「大日霊女教」は「おおひるめきょう」と読みます。
叶浦の方に本部があるようです。
祭神は、
大日霊女貴命は、
太鼓の奉納日は「昭和55年」。
倒れてた石碑の奉献も同じ年でした。
登山道も石像もお堂も、大日霊女教の信者さんらが建てられたのでしょう。
このお堂は、奥の院のようです。
と云うわけで、トウノ峰のお山歩、終了です。
ひとりごと | ||
道があってよかったです。 そうしてたどり着いた山頂。 「大日霊女教」は、伯方島と新居浜に支部がある、昭和23年(1948)発足の宗教団体。 山頂に、5体の石像が祀られています。
5体の石像は、「客座五神」なのかな? これらの神々は、「古事記」に登場し、「日本書紀」にはでてきません。 さて、上でも少し触れましたが、ホントは、更に西へ、縦走したかったです。 |
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