へ行こう!
南遊歩道~夫婦杉~第3駐車場 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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①横倉宮から南遊歩道を東に向かって歩きます。
南遊歩道は横倉山の稜線をたどるコースになっています。
「←三角点 0.6km カブト嶽 1.3km 織田公園 2.2km」
歩き始めは、下り坂ですがー
少し先に小ピークがあり、軽く登りー
そして、また下ったと思ったらー
また登るという、うねうねした尾根です。
途中に丸太のベンチがあったり。
②下った遊歩道が再び登り始める鞍部へ。
ここは、通称「青ぬた」。
左斜め後ろに道が分離合流するポイントです。
「←横倉宮 0.3km 織田公園 1.9km→」
「←田口社」
田口社方面に左折すると、杉原神社と御陵参考地を結ぶ遊歩道へ降りられます。
三角点に行きたくない人、三角点から引き返して下の遊歩道に降りたい人はー
この、田口社へ向かう道へどうぞ。
僕は南遊歩道へ。
「←三角点 0.3km カブト嶽 1km 織田公園 1.9km」
ここからまた上りになりますがー
注意看板が立っています。
注意! |
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これより先(下り)は、横倉山県立自然公園の遊歩道ではありません。 |
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(現在地名称:青ぬた) | ||
佐川警察署・高吾北消防署・越知町 |
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…だそうです。
でも、南遊歩道って名前なんですよね、昔から。
まあでも、お山歩初心者は、案内と地図をにらめっこして、慎重に!
僕個人的には、ずっと尾根をたどるルートなので、迷いそうなところはなかったです。
それより、ずっと先のカブト嶽付近の崖っぽい場所の方が危険でした。
右下がりの斜面を右にカーブしつつ登ります。
御陵参考地の階段に比べたら、楽ちん。
③横倉山ピークの緩斜面尾根に乗りました。
倒木を乗り越えー
丸い尾根の上を外さないように歩くとー
また階段がありますが、これを登れば三角点はすぐです。
④ベンチやテーブルセットがある、ここが横倉山三角点ピークです。
三角点より先に、SONIA看板がお出迎え。
「29 横倉山三角点」
三角点は、なぜか、擬木の柵でガードされています。
「金峰山」三等三角点、標高は、774.55mです。
山頂のパノラマ。
南北に長い楕円形をしています。
さて、次は「カブト嶽」へ。
三角点の柵の脇を木立の中へ入ります。
この先は、基本、下り坂です。
いかにも尾根っぽい尾根の上をたどります。
こういう、木や草が生えていない尾根は歩きやすくて、気持ちがいい。
⑤四国のみちの案内。
ゴロゴロと石灰岩が露出。
⑥左にくいっと道が分岐する三叉路。
ここもちょっとした鞍部地形。
尾根向きの案内。
「←横倉宮 1.1km 織田公園 1.1km→」
左に分岐する道向きの案内。
「夫婦杉→」
カブト嶽と“土佐桜”石灰岩 |
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カブト嶽 |
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“土佐桜”石灰岩 |
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この先カブト嶽周辺は岩場の多い所です。 |
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カブト嶽直前は、軽い登りです。
坂の上に大きな岩があり、その左脇を進むとー
⑦岩の脇にたたずむ小祠が。
祠の中は空っぽ。
これはカブト嶽の祠じゃありません。
「大正四年」の文字はかろうじて。
滑りそうな急な下り。
「右 石鎚神社まで約50米 徒歩5分」
大岩の右をスルー。
尾根の左右に大きな木が生えていないほど、左も右も急斜面。
よそ見してると危ないゾーンです。
注意して進みましょう。
なんとなく尾根が細いのが分かるでしょうか。
露頭した岩盤の上を歩くとー
前方に越知の町が急に目に入ります。
目前の岩をそうっと降りるとー
⑧カブト嶽の石鎚神社に到着です。
ポールには、「かむと嶽石鎚神社」。
「カブト」じゃなく「かむと」、「だけ」じゃなく「だき」
ちゃんと中身がある小祠。
合掌。
石仏。
石鎚蔵王大権現さまかな。
東に急激に下る尾根には、鎖がありました。
カブト嶽と第1駐車場の第1登山口(仮称)の間には鎖場があります。
危険な岩場が連続します。
細心の注意が必要な区間です。
あと、このカブト嶽の部分だけ、迂回路があります。
ここを下ってしまうと、第3駐車場に戻るのが大変です。
なので、僕はこの先へは下りませんでした。
高い所、怖いし (-_-;)
南遊歩道は、この眼下の尾根の上をたどっています。
東の山並みの向こうー
ちらっと見えた、高知市内。
では、引き返します。
手前の小祠から下ってきた急坂。
これを登り返し、小祠の前を通過しー
⑥夫婦杉への分岐まで戻りました。
夫婦杉の方に分かれた道を下ります。
下ると、夫婦杉のところで表参道と合流します。
高度差は80mほど。
ぎゅーぃーんと下って行きます。
南遊歩道は尾根上ですから、尾根から谷に降りる感じ。
⑨左に石灰岩の大きな壁、「屏風岩」です。
屏風岩の真下に沿って進みます。
高さ2、30mはあるかな。
どれだけの量のサンゴが積もれば、これだけの石灰岩ができるんだろう。
10万年くらいは平気で必要なんだろうなぁ。
ちなみに、この屏風岩の近くに、日本最古級の化石が出る場所があります。
内緒ですが。
と云うか、化石を見つけても勝手に持って帰っちゃいけない地域です。
⑩やがて、石段が見えて、夫婦杉と表参道に出会います。
右の注連縄が巻かれているのが夫婦杉。
2本(正確には1+2)のスギに注連縄が巻かれています。
当然ですが、写真右の根元でくっついてる方が夫婦杉です。
左のスギとで夫婦杉、ではないです。
根元とかで合体しちゃってるスギを夫婦杉っていいますから。
夫婦じゃないから、間を裂くように表参道の石段が通ってるでしょ。
林道からここまで、375段。
杉原神社まで、残り232段。
夫婦杉は、横倉山で3番目に大きなスギ。
いま下ってきた道の案内。
「左 屏風岩を経て遊歩道に連る(約500米)」
「←表参道入口 横倉宮→」
ひとまず、横倉宮方面へ、石段を登りました。
⑪3、40段登ったところにあったー
「御手洗跡(杉原神社参拝者が浄め水として使用)」
水はほんのちょっぴり、湧きだしてました。
手を洗えるほどではなかったです。
御手洗 |
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かつて参拝者が、手や口を清めた所(泉)で『南路志』には「山守より30丁はかり也。 |
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みたらしやむすはぬさきに涼しさも | ||
最近整備されたが、その時点で参拝客が投げ入れたと思われる江戸時代の「寛永通宝」が出土した。 |
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このまま、表参道の石段をたどって行こうとも考えたのですがー
「杉原神社(近道)右」
こんなものが目に入ってしまったらー
行っちゃうよね~。
御手洗から右へ向かう「近道」へ。
なんか、山道。
ホントに近道?
と、心配になっていたら、谷を下から登ってくる道が目に入りました。
⑫コンクリート舗装された遊歩道と合流。
第2駐車場で、2輪車進入禁止の貼り紙が登山口にあった、あの遊歩道です。
これ、これ。
錆びた手すりもある遊歩道。
階段じゃないから、自分の歩幅、ペースで歩けるわ。
でも最後は擬木の階段になってー
⑬杉原神社に帰ってきました。
お山歩の無事を感謝し、また来られますようにお願い。
参拝後、第3駐車場へ、昼イチに登ってきた道を下って戻りました。
⑭第3駐車場の登山口に無事、戻りました。
駐車場は、僕のバイクが一台あるっきりでした。
この時点で僕はまだ、昼食してませんでした。
なのでー
⑮織田公園の展望台で、遅すぎる昼食をしました。
眺め納め。
⑯帰りに気づいた、林道途中にある「大樽の滝 眺望地点」
見える?
あ、なんか、見えた。
2017年に訪ねた時の大樽の滝を最後のおまけに載せておきます。
駐車場から500m。
遊歩道を15分ほど歩きます。
いい滝です。
横倉山のお山歩ついでにお勧めします。
と云うことで、横倉山のお山歩終了です。
平家の落人伝説が実体として残る横倉山。
遊歩道も整備され、高低差もそんなになくて楽ちん。
見どころもたくさんで飽きない山行が楽しめました。
松山からは遠いけど、マイカーある方なら、そんなに苦にならないのでは?
横倉山、いいお山歩できました。
このあと、原付バイクで松山まで、ゆっくり、帰りました。
途中、中津渓谷にある温泉「湯の森」に入って帰りたかったけど、
コロナ禍だったのであきらめました。
帰宅は夜8時半でした。
お山歩より、遠いのが疲れたかな (^_^;)
ひとりごと | ||
そうそう。
さて、横倉宮から南遊歩道へ。 また別の機会があったら、今回とは別のルート取りすると思います。 また、横倉山南斜面には洞窟やら石切り場やら、まだ見ぬものがたくさんあります。 あと、畝傍山眺望所手前で西へ向かう三嶽古道。 横倉山は、修験道の道場だったり、伝説の地として歴史が深い分、道も豊富です。 さて、僕はお昼にスタートしてからずっと、ご飯を食べずに歩いてました。 また、行けるといいなぁ。 さて、さて。 まず、安徳天皇に従った平知盛のこと。 壇ノ浦の戦いでは、知盛のように入水したり、多くの武将が命を落としました。 一方、入水した安徳天皇の遺体は、後日、漁師の網に引っかかって、回収されます。 あと、杉原神社の裏の平家の宮は、山中に点在していた従者88名の祠を合祀したものです。 集落ひとつ、まるまる、入れ替わること。 入れ替わると云ったって、全住民、どこかに引っ越ししてもらうってわけじゃありません。 そこで、重要になる人物が、知盛と共に伝説に登場する武将・田口 さて、住民皆殺し入れ替わり大作戦が行われたとして、成良の勢力下にあった阿波のどこかが最適だったか。 あ、そうそう。 この記事を書いている2022年現在のNHK大河ドラマは、『鎌倉殿の13人』です。 以上、妄想でした。 あと、「横倉山へ行こう!」は、「お山へ行こう!」、数年のブランクを経て久しぶりに書いたお山歩記事でした。 あ、ついつい、心の声が漏れてしまった (^_^;) と云うわけで、「横倉山へ行こう!」を読んでいただき、ありがとうございました。 |
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