神南山
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稜線鞍部へ
距離 約6km
標高差 約480m
国道・県道
一般道
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所


国道56号線、新谷大橋交差点からスタート。
角にコンビニがある交差点の手前にはー


「← 稲荷山公園」の案内標識が目印。

信号交差点を左折します。


JR予讃線踏切を越え、松山自動車道の高架をくぐります。
奥に見える神南山に向かって直進します。




左カーブの外側に、西和田への下り分岐。
大勢が訪れる紅葉シーズンの下山車に向けた案内看板がありました。

カーブから更に上って行くとー




左側に稲荷山公園の駐車場がありました。

稲荷山公園は、紅葉山とも呼ばれています。
文字通り、紅葉で有名です。

公園を散策される方は、こちらに駐車しー


そばの階段を登って公園へ。

僕はもう少し先に進んでー




稲荷神社を右に見ながら先に進み、丁字路を右折ー


本殿の横にバイクを駐めました。


境内・公園一帯には、モミジやカエデが3000本以上あるそうです。
秋には、燃えるような紅葉に包まれるようです。

新谷藩の藩主が江戸から戻る際、京都の高雄に立ち寄りました。
そこで見た紅葉に感動し、苗木を持ち帰り、この地に植樹したのが始まりです。


参拝の前に、境内入り口の鳥居の方へ。
左側に「湯釜」がありました。

湯釜祭

祭日 旧暦 初午の日。

由来
天照大神が天岩戸にお隠れになられた時の神事を伝承して行うものと云われている。
すなわち誠心誠意と神明に誓う意味より起る行事であり祭りに参加する者の穢を祓う目的です。

又若返りの若水の観念が含まれていると言う説もあります。

稲荷神社


では、お山歩の無事をお願い参拝。


狛キツネコレクション。


コンコン。


新谷藩主・加藤家の崇敬を集めた藩内第一の神社です。
藩主の祈願所でもありました。

と云うわけで、バイクに戻り、林道へ。




小さな沢を渡る場所にー


この先、何度も見かける「新谷神南山登山案内図」。
右下の案内に注目。

頂上まで約7km

約500mで舗装終わります。
乗用車は底が当たるかもしれません。
道は狭く、簡単にはすれちがう事ができません。
よく見れば案内板があります。




ここで舗装終わり。
この先は凸凹上等の林道です、山道です。
車底が低いクルマは、確実に腹をこすります。

僕の原付も砂利でタイヤが度度、空転。
水たまり跡の凹地でハンドルを取られたり。

歩いて登ることに比べたら、それくらい…って感じですが。




喜多山大野越線が左下から合流。


「金刀比羅神社方面 →」
「喜多山大野越線」

帰り道、金刀比羅神社や喜多山駅方面に下る方はこちらから。




パラグライダー基地への道が別れる変形Y字路。


カーブの外側の日陰にベンチ。

右にカーブした先でー


道が二股に分かれます。
左が山頂方面、右がパラ基地方面。


二股の間に看板各種とベンチ。


「パラグライダー基地方面 →」
「新谷菅田線」

  

国道56号線から上ってこられる林道が描かれています。

あと、五十崎側の女神南山へのルートは書かれてません。


パラ基地への道は日当たり良好。


山頂への道は木陰の道。




林道を歩いて登る人もいるのでー


「これより山頂まで5.6km
大人の歩みで約2時間」

こんな看板が点点とあります。




また左下から道が合流してきました。


「二軒茶屋方面」
「堂成線」

堂成線にもクルマの轍が一応、ありました。
でも、新谷からのこの林道ほど踏みしめられてないかも。




今度は丁字路みたいな分岐。
山頂は、右へ。


「五十崎方面 下・御本陣」
「ここで道中約半分・・ 頑張りましょう」
後ろにあの案内図。


こっちが、左から来てる五十崎からの林道。

神南山は林道が網目状に発達しています。
ぼーっとしてると迷いますよ。


山頂方向への道。




またまた分岐です。

この分岐は国土地理院の地形図になぜか載っていません。


地形図上では、新谷からの林道と稜線にある林道は繋がってないんです。
なので、家で地図見てて、どうやって山頂まで行くのか、結構、悩みました。

でも、案ずるより、なんとやら。
リンカーン曰く、「意志あるところに道は開ける」です。

来てみたら、ちゃんと道、ありました。


「← 神南山頂方面 上・御本陣」
「神南2号線方面 神南1号線 →」


山頂は左へ進みます。




そして山上の林道と合流します。
ここもまた分岐してます。
山頂は右、と云うか、直進方向。


「山頂まで約3.7km
一寸寄り道して御本陣の美林を見ませんか!
←美林(約5分) 山頂→」


「← 御本陣「憩いの森」 田中山線」


一応、「憩いの森」の方にも行ってみました。
でも、ここまでの森林とそんなに変わりなくて。
すぐに引き返しました。


山頂への道沿いに看板。
「眼下に広がりはじめたよー いいながめ」

多分、板の上の部分が割れてなくなってる。
“なに”が眼下に広がり始めたのか、分からない…。
“大洲の町並み”かな。

草木が背が高くなって、あんまり、いい眺めじゃないです。


道の傾斜が緩やかになったと思ったらー



稜線の鞍部に到着しました!
ふたつのピークがある神南山。
ふたつのピークの間、凹んだところです。


東側、中央の森に女神南・五十崎神南方面の登山口があります。
右側にはー


南斜面を上ってきた菅田からの林道が合流。
訪問した時は通行止めでした。

この鞍部は合流分岐して、林道の峠みたいな場所になってます。


あの案内図。


こっちは西側、新谷神南方面。


林道と登山道が西へ続いています。

今回、僕はこの鞍部にバイクを駐輪。
ふたつのピークへは歩いて登りました。

ひとりごと

行こう行こうと思っていながら…。
度度、真下を通りながら、度度、見上げていながら…。
いつまで経っても腰が重くなるお山ってあるもので。
そのひとつが、神南山でした。
(そのひとつってことは、まだほかにもあります (^_^;)
大洲周辺は特に、行けてないお山が多い地域です。
神南山はその中の筆頭的存在でしたが、やっと、登れました。

神南山は、いろんな本でも紹介されています。
ネット上でも多数の登山記録がアップされています。
ホントに登山情報の多いお山です。
読んでるだけで、結構、行った気になるくらいです。

お山歩前、必ず、地図に目を通します。
PCで最新の地図が見られます。
神南山の地図を見ると、新谷からの林道が山上まで繋がっていません。
標高450m付近まではちゃんと書かれてます。
でも、そこから上に延びる線がひとつもないのです。
逆に云うと、稜線付近に描かれた林道の線から北へ下る線がひとつもないのです。
ネットやガイド本の情報では「行ける」とあるのに、です。
最近にできた林道なら、地図に反映されていないのも分かります。
でも、あの区間は結構、昔から存在する林道です。
いつ製作されたかは知りませんが、林道沿いの道案内看板にも描かれています。
国土地理院さんよ、ちゃんとしてって感じです。

そんな一抹の不安を抱えながらの神南山お山歩でした。
まぁ、行ってみれば、なんとかなるのは、いつものことですが。

一旦、新谷を通過し、大洲のラムーでお昼ご飯とか買い出し。
戻って、いざ、林道へ。

まず、稲荷山公園を散策。
季節が全然、秋じゃない。
紅葉が凄いらしいけど、全然、分からず仕舞い。
参勤交代でお国帰りした新谷のお殿様が、途中、京都に立ち寄り、紅葉の凄さに感動して持ち帰ったカエデの苗木を植えたのが始まりだとか。

ちなみに、新谷藩は大洲藩の支藩。
「新谷のお殿様が」の部分を「大洲のお殿様が」と紹介しているものをたまに見かけます。
大洲藩の支藩ではあるけれど、全国で唯一、徳川幕府から大名と認められていました。
なので、「大洲のお殿様が」とあるのは、間違いです。
明治維新の廃藩置県後、新谷は一時的に新谷県になりました。
でもすぐ、宇和島県に編入され、最終的に愛媛県に編入されました。

稲荷山公園を出てから稜線まで、ほぼノンストップで駆け上がりました。
クルマでお山歩される方も多いからでしょうか。
轍がよく踏みしめられ、路面の凸凹もおとなしめでした。
林道あるあるですが、あちこちに分岐があります。
でも、分岐する度、ちゃんと看板が立っているので、迷うことはありませんでした。
新谷からの林道はメインルートだからでしょう。
では、五十崎とか二軒茶屋、菅田側の林道はどうなんでしょうね。
看板、あるのかなぁ。

地図に描かれていない林道部分も、なんの問題もなく、通過。
標高500mまで一息に上ると、頭の上に青空が帰ってきました。
最近の5月は初夏と云うより、夏って感じで、日差しがもうきついから、暑い、暑い。
日向にバイクを駐めていると、すぐにシートが座れないほど熱くなってしまいます。
梅雨になる前の晴天が連続する、絶好のお散歩日和。
ムダにはしたくないわけで。
とっとと支度して、お山歩スタートです。

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