斎藤山は、肱川河口にそびえるお山です。

壺神山を頂点とする出石山地に属します。

地質的には、主に三波川変成コンプレックス（地層・岩石の集合体）の苦鉄質片岩からなります。

北東面を肱川が、南面を大和川が流れ、北西面には伊予灘が拡がっています。
周囲を海と川に囲まれ、独立峰のような雰囲気を漂わせています。

柑橘類の畑が点在し、その他はスギやヒノキなど針葉樹の植林帯で覆われています。

斎藤山山頂は霊場となっています。
霊場としての歴史はとてもまだ新しく、昭和61年（1986）に開山されました。
三角点のある山頂には、石鎚大権現が祀られた、石造りの本殿があります。
山頂西の頂には、四国八十八ヵ所のミニ霊場が設けられています。
それらは、標高の459ｍ＝四国を文字った「斎藤山四五九会」が中心となって建立・開設されました。
また、平成元年頃から、毎年5月の第2日曜、「斎藤山まつり」が山頂広場にて行われています。
過去には厄除け神楽の奉納や、粟津祇園太鼓の演奏、餅まきなども行われています。
祭りの主催も「斎藤山四五九会」です。

建築足場材でできた展望台があります。

海向きの北側は、ハングライダーの発進場となっています。